ステラファーマ株式会社

第34回日本口腔・咽頭科学会学術総会で、イブニングセミナーを共催しました

第34回日本口腔・咽頭科学会学術総会で、9月2日に住友重機械工業と共催でイブニングセミナーを開催しました。

「BNCTの可能性と限界から再発頭頸部癌に対する治療戦略を考える」というテーマで、座長に高知大学医学部耳鼻咽喉科学講座の兵頭政光先生をお迎えし、南東北BNCT研究センターの廣瀬勝己先生にご講演いただきました。講演では、既存の放射線治療との違いを正確に理解していただくため、中性子照射による物理反応、中性子エネルギーの反応性、中性子の飛程といったBNCTの原理について詳細な解説がなされた後、保険診療におけるBNCT実績、治療事例などが紹介されました。保険診療開始から1年と、まだまだ新しいがん治療の一手法ではありますが、BNCTによる奏効率は治験時と変わらない結果を維持していることもあり、廣瀬先生は最後に、「標準治療実施後に腫瘍の再発・残存を認めてから、早期にBNCT実施施設に相談していただくことが極めて重要である」と強調されました。
当日はお足元の悪い中ご参加くださいました先生方、そして関係者の皆様、ありがとうございました。

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