ステラファーマ株式会社

第46回日本頭頸部癌学会で、ランチョンセミナーを共催しました

第46回日本頭頸部癌学会で、6月17日(金)に住友重機械工業とランチョンセミナーを共催しました。

司会は大阪医科薬科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室教授の河田了先生、演者は岩手医科大学医学部耳鼻咽喉科頭頸部外科学講座教授の志賀清人先生にお願いし、「ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の実際」という演題で、共催セミナーでは初めて、紹介元施設の先生単独でご講演いただきました。

講演では様々な症例をご紹介いただきました。
BNCTの対象は再発の頭頸部がんです。症例でご紹介いただいた患者さん方には、何年にも亘って頭頸部領域でのがん治療を繰り返されていて、これ以上手術はしたくないとBNCTを選択された方が複数いらっしゃいました。

志賀先生によると、13か月間の限定的な調査ではありますが、先生が携わったBNCTの奏効率は非常に高い結果(100%)である一方で、照射後に合併症を発症したり、副作用が重篤だった例もあったとお話されていました。この点については司会の河田先生からも、BNCTはまだまだ研究の途上であり、どういった症例にBNCTが最適かを見極めていきたいというお話がありました。

講演最後の質疑応答では、BNCT用薬剤の作用に関するご質問もいただきました。弊社としても引き続き、治療の安全性と有効性をより高める薬剤の開発に取り組んでまいります。

今回、会場とwebライブ配信を合わせて約90名と、大変多くの先生方に聴講していただきました。
ご参加くださいました先生方、そして関係者の皆様、ありがとうございました。

モバイルバージョンを終了