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第96回日本薬理学会年会/第43回日本臨床薬理学会学術総会で、スポンサードシンポジウムを共催しました。

第96回日本薬理学会年会/第43回日本臨床薬理学会学術総会で、12月2日(金)にスポンサードシンポジウムを共催しました。

今回のシンポジウムは、「BNCTの臨床、歴史と薬理技術」という演題で、座長は聖マリアンナ医科大学脳神経外科学教授の太組一朗先生および大阪医科薬科大学医学部脳神経外科学教室教授の鰐渕昌彦先生が、演者は横浜市立大学医学部・医学研究科脳神経外科学教室主任教授の山本哲哉先生、大阪医科薬科大学医学部脳神経外科学教室准教授の川端信司先生および大阪大学大学院医学系研究科医学部薬理学講座生体システム薬理学教授の金井好克先生が登壇されました。

山本先生よりBNCTの原理と歴史について、川端先生より臨床について、そして金井先生よりBNCTへ応用できる薬理技術についてご講演があり、質疑応答が行われました。

薬理関連学会でBNCTをテーマとするシンポジウムを開催するのは今回が初めてで、BNCTは日本が先行して研究開発が進み既に保険診療も開始していること、効率的にホウ素をがん細胞に取り込ませるため細胞膜に存在する輸送体(トランスポーター)に着目した薬理研究が行われていること等が発表されました。

今回、会場には約50名の方が聴講にお越しになり、普段BNCTになじみのない先生方や関係者にも、BNCTの現状や今後の可能性について知っていただく機会となりました。

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