9月26-29日、フィンランドのヘルシンキで開催された「第10回Yong Researchers BNCT Meeting」に参加しました。 この会議は、隔年で開催されている国際研究会で、BNCTを専門とする世界の若手研究者の成果発表の機会にもなっています。
フィンランドは、原子炉を中性子源として利用し、100例を超えるBNCTの臨床研究が行われた国で、BNCTの基礎研究が豊富な国です。
現在、米国の会社の中性子照射装置(加速器)をヘルシンキ大学病院が導入中で、同病院からは、2020年に再発頭頸部癌を対象とした臨床試験開始を目指しているとの発表がありました。
原子炉ではなく加速器を中性子源として利用することで、病院併設の施設でのBNCTが可能となり、それが日本のみならず、海外にも広がりつつあります。
今回、当社はαスポンサーとして同研究会に協賛しました。組織委員会々長のDr. Hanna Koivunoroより、「ステラファーマの協賛に感謝する。おかげ様で大変盛会になった。日本での成功を祈念すると共に、世界への普及に貢献することにも大変期待している。」とのお言葉がありました。
次回は、2年後にロシアのノボシビルスクで開催されます。