第76回 日本気管食道科学会総会・学術講演会にてランチョンセミナーを共催しました 。

2025年11月6日（木）、久留米シティプラザにて開催された「第76回日本気管食道科学会総会ならびに学術講演会」において、同学会ならびにステラファーマ株式会社、住友重機械工業株式会社との共催により、ランチョンセミナーを開催いたしました。 

本セミナーでは、熊本大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科の折田 頼尚先生を司会にお迎えし、大阪医科薬科大学 関西BNCT共同医療センターの粟飯原 輝人先生にご登壇いただき、「ホウ素中性子捕捉療法について」と題してご講演いただきました。 

ご講演では、BNCT（ホウ素中性子捕捉療法）の歴史的背景から、臨床成績、安全性、有効性、今後の展望に至るまで、豊富なデータとともに体系的にご解説いただきました。特に、BNCTを「他に手段がない最後の選択肢」ではなく、「Only 1の治療」として、患者さんに選ばれる治療へと高めていきたいという強い決意が語られ、BNCTの今後を考えるうえで、多くの気づきと視点が得られる講演となりました。 

また、BNCTの臨床運用にあたっての留意点やフォローアップの重要性についても、実践的な視点から触れられました。 

当日は約50名の先生方にご参加いただき、落ち着いた雰囲気の中で講演にご注目いただきました。BNCTに対する期待と関心の高さが感じられる、大変有意義なセミナーとなりました。 

ご参加いただいた皆様、ならびに本セミナー開催にご尽力いただいた関係者の皆様に、心より御礼申し上げます。