ステラファーマは、2022年9月26日-30日開催のIAEA（International Atomic Energy Agency, 国際原子力機関）総会サイドイベントにて、BNCT用薬剤に関する発表をいたしました。
総会初日の現地時間26日午後に、隣接する場所でサイドイベントが行われ、日本が主催するBNCTに関するセッション「Advances in Boron Neutron Capture Therapy」が開催されました。
日本では世界に先駆けて2020年に、切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌を対象にBNCTの保険診療が開始されました。本セッションは、国内外の医療機器メーカーによる病院設置型の加速器の開発が世界を牽引していることを、広くアピールする場として開催されました。当社はBNCT用薬剤で世界初の承認を受けた企業として、BNCTに求められる薬剤の基準、医療現場で使用するための改善努力、適応疾患拡大に向けた今後の研究活動などを発表しました。
製薬企業として唯一参加し、加速器メーカーからは、住友重機械工業株式会社、Neutron Therapeutics社、TAE Life Sciences社が参加しました。
このサイドイベントには、総会にも参加する世界各国の代表団も足を運び、中性子線を使用する新たな治療法であるBNCTについて積極的に意見が寄せられました。IAEAが掲げる原子力の平和利用や医療貢献の観点から、BNCTへの関心が高いことを感じました。
政府支援のもとで実施された今回の発表により、BNCTおよび当社の認知度向上に繋がるものと確信します。
参考（IAEA webサイト）：Side Events Organized by Member States During the 66th General Conference
