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STELLA PHARMA NEWS ステラファーマ ニュース
2025年10月21日

2025Y-BNCT Global Conferenceに参加しました。

当社は、2025年10月16日から19日まで中国・海南島の博鰲(ボアオ)で開催された「The 12th Yong Researchers BNCT Conference(以下、YBNCT)」に参加いたしました。

YBNCTは、1983年に設立された国際学会 The International Society for Neutron Capture Therapy(ISNCT) が隔年で主催する学術交流会であり、BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)分野における若手研究者の育成も目的としています。今回で12回目の開催となり、中国で初めてのISNCT関連国際学会として大きな注目を集めました。

当社は本大会に Platinum Sponsor として協賛し、海南省におけるBNCT医療特区事業のパートナー企業である 鵬博(海南)硼中子医療科技有限公司および 住友重機械工業株式会社もスポンサーとして大会を支援しました。

大会には、世界各国から312名(うち77名が海外参加者)が集い、医学・生物学・化学・薬学・物理学など多岐にわたる分野で最新の研究成果が発表され、活発な議論が交わされました。

当社社長 上原の講演の様子

当社からは、代表取締役社長 上原幸樹が「Development History and Future Prospects of Borofalan (10B) in Japan」と題して講演を行い、これまでの開発経緯や臨床成績に加え、ホウ素の濃縮度がBNCTの治療効果に影響を及ぼす可能性を示唆する細胞実験データについても示し当社が99%以上の濃縮ホウ素を用いた製剤規格で承認を取得していることの重要性を発表しました。

会期中には、海南医療特区内に建設中のBNCTセンターの施設見学が実施され、多くの参加者が現地を訪れました。見学では、中国初となるBNCT治療の開始に向け、急ピッチで準備が進められている様子が紹介され、Pengbo社としては本年12月18日の開業を目指していることが発表されました。

海南島 BNCTセンター 外観/ 治療室内部

今回の大会を通じて、当社は世界中の研究者・臨床医・企業関係者の皆様と交流を深め、BNCTに関する最新の知見を共有するとともに、改めて国際的にBNCT研究が活発に進展していることを実感いたしました。
当社は今後も、がん治療の新たな可能性を追求し、より良い医療の実現に貢献してまいります。