SPM-011開発品情報
これまでのBNCTの課題
BNCTがこれまで広く普及できなかった理由の1つに、使用する薬液の製造にホウ素の同位体濃縮技術を必要とすることがありました。
ホウ素の同位体濃縮技術
自然界に存在するホウ素は、質量数10の10Bと、質量数11の11Bが安定に存在し、10Bは約20%しか含まれていません。BNCTでがん細胞を破壊するために利用する中性子による核分裂反応は10Bのみが起こす反応であり、11Bではこの反応は起こりません。ホウ素の同位体濃縮技術はこの10Bのみを高濃度に分離・濃縮するものであり、国内では関連会社のステラケミファのみが保有しているBNCTの成功に不可欠な技術です。ステラファーマは、BNCT専用の医薬品開発に必要な技術を備えた世界で唯一の企業です。
SPM-011の開発状況
2024年9月現在